クラウドサービスとは?
クラウドサービスとは、インターネットを通じてアクセスできるさまざまな種類のサービスの総称ですたとえば、データの保存、ソフトウェアの使用、コンピューター処理能力の提供などがあります。クラウドサービスを使うことで、個々のユーザーや企業は自分のコンピューターやサーバーに大量のデータを保存したり、高価なソフトウェアを購入したりする必要がなくなります。
簡単に説明すると、クラウドサービスは「インターネット上の巨大な図書館や倉庫」のようなものです。
自分の家(つまり、個人のコンピューターやデバイス)にすべての本や物を置く代わりに、インターネットを通じていつでもこの巨大な図書館や倉庫にアクセスして、必要な情報やサービスを利用できます。
具体的なクラウドサービスの例としては、以下のものがあります:
Amazon Web Services(AWS)は、データベースホスティング、ウェブサイトホスティング、機械学習、ストレージなど、幅広いサービスを提供しています。Netflixがコンテンツ配信にAWSを広く利用しているのは良い例です。
Microsoft Azureは、ウェブアプリケーションホスティング、データ分析、機械学習、仮想マシンなどを提供し、特に企業向けのソリューションに力を入れています。BMWやBoeingなどの大企業が、Azureをビジネスアプリケーションやデータ管理に活用しています。
Google Cloud Platform(GCP)は、計算、ストレージ、データ分析、機械学習のサービスを提供し、Googleの強力なインフラを背景に持っています。SnapchatやSpotifyが、その大規模なユーザーベースを支えるためにGCPを利用していることが知られています。
IBM Cloudは、IaaS、PaaS、SaaSを提供し、特にAI、データ分析、IoT技術に特化しています。American Airlinesやインドの電気通信大手Bharti Airtelが、ビジネスにIBM Cloudのサービスを組み込んでいます。
Oracle Cloudは、特にデータベースサービスで高い評価を受けており、高性能なクラウドベースのデータベースソリューションを提供しています。Zoomは、パンデミック時の需要急増に対応するために、Oracle Cloudを大規模に導入しました。
これらのクラウドサービスの最大の利点は、必要に応じてオンデマンドでサービスを利用でき、使用した分だけ料金を支払うことができる点です。これにより、高価なハードウェアを購入したり、自身で複雑なインフラを管理する必要がなくなります。